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ホストのバイトの主な仕事内容はお客さんとお酒を飲んでおしゃべりすること
男の高収入な仕事と言われて、真っ先にホストを思い浮かべる人もいるかもしれない。
ホストの仕事内容はお客さんとお酒を飲みながらおしゃべりすること。この辺りはだいたいキャバ嬢と一緒かな。お客さんのお酒を作ったり、タバコを吸うお客さんならタバコに火を点けてあげたり。
キャバクラではお客さんとの疑似恋愛を楽しむという場合が多いけど、ホストの場合は若い女の子が来ることもあるから「本気でお客さんを惚れさせる」気持ちで仕事をしてるとか。
その辺りはキャバ嬢とちょっと違う部分ではあるね。
俺の友達に現役ホストの奴がいるんだけど、裏方仕事でも少し違いがある。
特に新人のうちは開店前と閉店後の掃除や、お酒・テーブルの準備をボーイと一緒にやるらしい。
下っ端だと店の雑用関連もこなすことになるのは、キャバクラとはまた違うところだよね。
裏方仕事も任されるかどうかは、そのホストの売り上げにもよるそう。売り上げのランク付けによってはいつまでも掃除をさせられることにも繋がるから、本当に実力主義で、シビアな世界だということがわかる。
ホストの給料について

そんなホストの給料について。ホストクラブはキャバクラの男女逆転版かと思えば、実はそうではない。
キャバ嬢の給料は時給制+バック(ボトルや指名料の売り上げの一部)の合計。
でもホストはまた少し違った料金システムで、新人であまり人気が取れないうちはかなり大変かもしれない。その給料面について注目して紹介していく。
ホストの給料は「完全歩合制」が基本
基本的にホストの給料は完全歩合制!つまり、基本の時給もなく、売り上げがそのまま給料に直結する。
だからキャバクラのように基本の時給がないから店に来ても接客をせず、売り上げも出さなければ給料はほぼゼロになる。
でもその分、ホストに対する売り上げバックの割合はキャバクラに比べると多い。
キャバクラでは10〜20%程度をバックとして設定してるけど、ホストの場合はだいたい40%を超えてくる。
だから同じ10万円のボトルをオーダーしても、キャバクラの場合は15%のバックで1万5千円、ホストの場合は40%で4万円がそのキャストの懐に入る。
頑張れば頑張るほど高収入を狙うことができるものの、あくまでも完全出来高制。
ホストの仕事はかなりハイリスクハイリターンな仕事でもあるんだよね。
稼げない人の収入は日給換算で6000円~1万円程度
ただ、出勤しても売れなければまったくの収入ゼロ円、というわけではない。
ヘルプで席に着けばその分の給料が入ったり、ドリンクをオーダーしてもらえればその分少額でも売り上げは加算される。
最初のうちはどんどん指名を稼ぐことはできなくても、ヘルプなどで少しずつ収入を得ることができる。
指名がない・稼げない新人のホストの平均日給はおよそ6000円〜1万円程度と、決して高いわけではないけれど、給料自体をもらうことは可能だね。
けれど、気をつけて欲しいのがレンタルやヘアメイク代。
スーツなどの衣装レンタル料が引かれたり、ヘアメイクをしてもらえばヘアメイク代も掛かる。
その結果この最低限の日給を下回るということもあるから、稼げるような努力は早めから怠らないことが必須になるな。いやあ、本当に厳しい世界。
稼げる人は月収は100万円を軽く超える
でも、そこで指名を取れるようになったり、高額ボトルをオーダーしてくれるお客さんを得られるようになってきたら、だんだんホストの仕事も軌道に乗ってくる。
中には月収100万円を軽く超える人もいて、まさにホストのイメージそのままの豪華な暮らしぶりを手に入れることができるようになる!
さらに売り上げによって給料はまさに青天井で、店のランク付けや売り上げのボーダーによって最初に紹介した歩合制の配分も変わってくる。
例えば最初は40%だったのが、売り上げ50万円達成で45%になり、さらに50%になり・・・と売り上げが上がるにつれて、配分まで上がる店が多いから収入はうなぎのぼりに上がっていく。
そこにロマンを感じてホストになりたいと思う人もいるんだよね。
ホストとして働くメリット

そんなホストとして働くメリットとしてはやっぱり収入面と仕事のやりがい。
- 頑張りが給料に反映され、高収入を得ることも可能
- 女性にちやほやされ、求められることが多い
- お酒を飲みながらの接客ができるからお酒好きには天職
ホストクラブという華やかな世界で、頑張りが給料に反映される楽しさに目覚める人が多い。
もちろん全員が全員高収入を得られるという世界ではないものの、それでも夢見る人が後を絶たない。
しかも、女性を相手にお酒を飲みながらする接客だから、女性やお酒が好きな人にとっては好きなものと接しながら仕事ができるというところもおもしろさに繋がるのでは?
ホストとして働くデメリット
逆にホストとして働くことにはデメリットもある。
- 高収入を得られるのはほんの一握りの人だけ
- ホストとして働いていても出世や今後を見込めない
完全歩合制だからこそ、高収入を得られる人材はほんの一握り。
ホストとしての接客がうまくいかなければ、いつまでも雑用を任される下っ端ホストを抜け出すことができない。
さらに、ホストを続けていても今後の出世や将来を見込むことが難しい世界だから、ホストを引退すれば、また1から違う職業を探さないといけないこともデメリットのひとつだね。
中にはホスト引退後ホストクラブを経営するなんて人もいるけど、それはある程度自分がホストとして人気を獲得していないとできない仕事でもある。
結局のところほんの一握りの人材しか成功できない世界、ということになるね。
ホストは長期間続けていける仕事ではない
さらにもうひとつデメリットを伝えるとすれば、ホストの寿命は短命であるということ。
接客技術もそうだけど、ホストは見た目も重要になる。
ホストクラブに訪れる女性の多くが、「若い男に会いたい」という気持ちを持っている。
だからこそ年齢的な上限がキャバクラよりもシビアで、人気があってもどうしても若い後輩ホストに移っていくお客さんも珍しくない!
よっぽどかっこよくて人気がないと、30代以降もホストを続けることは難しいと言って良い。
キャバ嬢の場合は結婚するという道も選べるけど、世間的に見ても「元ホストの男を養ってくれる女性」がごく少数に限られることは想像しやすいかもしれない。
だからこそ、ホストの仕事をするときは将来設計についてもちゃんと考えないといけないね。